当社のアルミナ両面回路基板は、独自のスルーホール製造技術により表裏パターンの接続形成が可能です。これまでスルーホールに導体を埋めることは導体の焼成収縮のため困難とされてきましたが、焼成収縮を制御したペーストと最適なプロセスを独自開発し、スルーホールに導電性ペーストを充填したビア構造のアルミナ印刷基板の供給を可能にしております。
当社独自の技術は従来のアルミナ印刷基板では実現できなかった小型化・高機能化・信頼性向上の要求に対するベストソリューションと考えております。
アルミナセラミックス基板に電極材や絶縁ガラスなどによる回路形成が可能です。
表裏導通用のスルーホール形成や各種メッキ処理も可能です。
靭性があるジルコニア基板に回路形成することで「曲面回路」「曲がる印刷回路」が実現できます。
透けて見えるほど薄い「極薄ジルコニア基板(厚み:0.05mm)」への回路形成が可能です。厚さ制約があるスペースへの実装が可能となり、完成品の薄型化が実現できます。
高温同時焼成セラミックス(HTCC)プロセスでの製作となるため、低温同時焼成セラミックス(LTCC)プロセスに比べて機械的安定性に優れています。
また大気炉での焼成が可能であるため常時稼働焼成炉での生産が可能であり、バッチ処理を必要とする水素焼成炉などに比べて試作小ロット製品に適しています。
印刷回路は白金系材料(Pt材)を主材料としているため、表面メッキ処理が不要です(追加メッキにも対応は可能です)。
内層回路セラミックス基板は、表面に印刷回路が表れません。
セラミックスヒーターなどへの応用展開が可能です。
内層回路セラミックスの表裏写真です。
背面から光を当てた写真(右側)では内層回路が、透過して確認できます。
分類 | 項目 | 図 | 基準 | ||
標準 | 準標準 | 高密度 | |||
導体 | ライン幅 | ≧0.15mm | ≧0.10mm | ≧0.05mm | |
ライン間隔 | ≧0.15mm | ≧0.10mm | ≧0.05mm | ||
基板端 クリアランス | ≧0.2mm | ≧0.15mm | ≧0.1mm | ||
スルーホールランド径 | ≧0.2mm ランド回込 | ≧0.15mm | ≧0.1mm 補助ランド | ||
穴 | スルーホール径 (真円) | φ0.3mm | φ0.2mm | φ0.15mm 条件有り | |
スルーホール径 (楕円) | A:φ0.5mm | A:φ0.4mm | A:φ0.3mm | ||
B:0.6mm~ | B:0.5~0.6mm | B:0.4~0.5mm | |||
穴間隔 | ≧ 板厚 mm | ||||
基板端 クリアランス | ≧ 板厚 mm | ||||
多層印刷 (絶縁印刷) | 印刷公差 | ≧0.2mm | ≧0.15mm | ≧0.1mm | |
基板端 クリアランス | ≧0.15mm | ≧0.1mm | ≧0mm スリット端から | ||
多層VIA | 別途打合せ | ||||
特殊成形 | 穴埋め | φ0.4mm | φ0.3mm | φ0.2mm | |
内壁(スルーホール内) 印刷 | 別途打合せ | ||||
アルミナ素材 段付成形 | 別途打合せ | ||||
アルミナ素材 段付成形 電極付 | 別途打合せ | ||||
アルミナ素材 段付成形 スルーホール電極付 | 別途打合せ要 (開発中) |
■銀 ■銀白金 ■銀パラジウム ■白金 ■銅 ■金 ■ルテニウム ■ガラス(絶縁)
・電解メッキ、無電解メッキのいずれにも対応可能
メッキ種類
■ニッケル ■パラジウム ■金 ■銀 ■銅 ■その他